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思うこと

あれから一週間以上経ちました。
行方不明者と死者の数が毎日のように増えていく中
奇跡的な救出のニュースがあったりしますが
この辺りではまだまだガソリンスタンドの行列はなくなってないし
原発の問題がクローズアップされています。
私の知り合いでも実家のある東海地方へ子供を連れて
帰った人が身近に居ます。

私は原子力に関して何の知識も持ってないけれど
原爆が落とされた広島と長崎には草木も生えないだろうと
言われていたのに、今はどうだろう・・と思ったりする。
年に何度かレントゲンを撮り、CTスキャンもした私は
今、被害にあってる所のひとより被爆量が断然多いはずだ。
飛行機に乗るだけで、被爆しているなんて
ここ数日で知ったことだ。
たぶん、私みたいな原発のことを
よく知らなかった人はたくさんいるんだろう。
全てを楽観視するつもりはないけれど
情報過多になりすぎて、必要以上に怖がることはないと思う。
ここ数日思うことは、恐怖心から来るパニックを起こすことは
より怖さを生むということ。

私はといえば、平常心を取り戻しつつある。
車に頼らない自転車生活はこのまま続けようと思うし
先日は、骨董市へも自転車で出かけてみた。
こんな時に行ったのか?と非難されるかもしれない。
実際、妹には、それに近いことを言われたし。
だけど、気分転換が必要だった。

たしかに骨董市の出店も人出もいつもよりも少なかった。
私自身も購入意欲もあまりなかったけれど、
何十年、百年とその間のいろんな災害にも壊れることなく
時間をくぐり抜けてきたモノたちを眺めると
いつも以上に愛おしさを感じた。
そして、京都から来たおじさんに
福井から来たおばさんに元気を貰った。


まずは元気じゃなくちゃ。
浮かれ騒ぐ必要はないけれど
自分を労わり、元気づける時間を持つのは悪いことじゃない。
ひとりひとりが日常を取り戻すことで誰かを助ける力がわく。
と私は思う。

この災害で価値観がガラリと変わった人も少なくないと思う。
特に計画停電の対象地域の人はよりそれを感じたのでは。
あちこち、節電で落とされた照明。火も電気もたくさん使わず暮らすこと
営業時間が短縮されたお店、本数の減った電車。
当たり前に手に入るはずのものが当たり前でないこと。
これぐらいで十分いいのではないかと思うことも多い。
今までどれだけの不必要な電気を垂れ流すように使ってきたか。

誰もが気づいたことを忘れず、風化させず
今後は暮らしの全てを見直すようになっていくと
いいなと思う。
by himawari_August8 | 2011-03-22 09:22

毎日の中の小さな幸せ


by himawari
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