訃報

今日の気持ちを忘れないために。


 



以前勤めてた会社の後輩が癌で亡くなったと
訃報を聞いたのは金曜日の晩だった。

「あんたが後輩で良かったよ」とよく本人に言ったほど
負けず嫌いで思ったことをはっきりと言う。
でも誰よりもきちんと仕事をこなし、後輩の面倒をよく見る
厳しさの中にも優しさがあり、繊細さも持ち合わせた
魅力ある人だった。


彼女が妊娠して退職した後は
毎年、年賀状に今年こそは会いましょうと書きながら
会わないまま過ぎた。

彼女が可愛がっていたSに連絡を取る。
虫の知らせだったのか訃報を聞く前日
Sのアドレスを見て当時を思い出してたところだった。
妹のようにかわいがっていたから
知らせてほしくて思い出させたのかもしれないと思う。
そうであってほしい気がしている。
Sとしばらく思い出話をした。
忘れてた人のこと、それぞれの記憶を繋ぎ合わせれば
色んな事が出てくる。
彼女ならきっとあの人のこと知ってると思う。と
まるで、今度また会って聞けるみたいについ出てしまった。
まだ、亡くなったということが信じられなかった。
言葉は悪いが、殺したって死なない。そんな強さを持ってた。
でも、もう会えない・・・。

訃報を知らせた時、Sは「もっと会とっけばよかった・・・」と何度も言った。

人は簡単に「そのうち会おうね」と言い合う。
それは嘘ではないし本当に会いたいと思っていても
それぞれの生活に追われて口約束だけになってしまう。
そのうちに、いつか、今度。
それがやってくるとは限らない。

もう二度と会えなくなってそれに気づく・・・・。


一緒に働いたのは、ほんの数年。
彼女が生きた40年のうちのたった5年。
それしか私は彼女を知らない。
私の中彼女は最後に会った23歳の頃で止まったままだ。
遺影の彼女はその頃と変わらないように見えた。
私が覚えてる彼女だった。


沢山の弔問客が来ていた。これが彼女の人徳なのだろうと思った。
その一人一人が彼女との思い出を持っている。

遺影の彼女が教えてくれたこと。
今って時間を大切にしなくちゃいけないってこと。

子供を残して逝くのは心残りだっただろう。
彼女の面影によく似た子供達は気丈にしていた。
強かった彼女を受け継ぐ子どもたちだと思った。
あなたの子供たちだもの、きっと大丈夫。

どうぞ、安らかに・・・。
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by Himawari_August8 | 2012-05-28 00:42 | Life | Trackback

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