最近のお弁当とお弁当の本のこと
2009年 02月 17日
毎日、作ってはいるんですけども・・・写真を撮る余裕がない。
地味なお弁当ではありますが・・
卵焼き風に仕上げたオムレツ弁当。
鶏ひき肉を入れた卵焼きは、見た目以上にボリュームがあったようです。
コールスローサラダ、黒豆醤油煮、蓮根とちくわのきんぴら。
ご飯のほうにはカブの葉をのせています。
胡麻味噌豚肉弁当。
甘辛な胡麻味噌で味を絡めた豚肉がメインです。
肩ロースを使っているので、少し厚切りにしていますが固くなりにくい。
他は大根の皮のきんぴら、カブのお漬物、青梗菜のおひたし。
最近、きんぴらが多いかも。
自分が好きなものだから、つい、作ってしまって入れてしまうのです。
お弁当に装飾はいらないと私は思うのです。
彩りよく仕上げるのと、ただ飾り立てるのは別だと思います。
季節を感じさせるような型抜きとか
小さなお子さんが楽しく食べられるようにと
工夫をするのはいいことだと思うし、私もそうしてきましたが
食材に着色までして作るようなキャラ弁などは行き過ぎてると思うのです。
でも、うちが男の子だから、そういう見せることより
食べたいもの重視な傾向なのかもしれませんが。
そんなうちのお弁当の指南書になってるのがこちらの二冊。
どちらも最近のものではないし、
そのまま、レシピ通りに作ることはないけれど
食べる側に立ったお弁当ばかりが載っていて
開くと何かしら、得るものがあります。
松本忠子さんの本は、冷めてもおいしく食べられるもので
なおかつ、詰め方やお弁当箱の選び方も参考になることがたくさん。
この本に影響されて、選んだお弁当箱が多いんですが、どれも使いやすい。
夫のお弁当作りや運動会やお花見などの行楽弁当を作る際に参考になります。
大人向けのお弁当作りをされる方には、とても内容の濃い一冊だと思います。
もうひとつ小林ケンタロウ氏の本はまさに
食べ盛りの男の子のためのお弁当本です。
結婚した頃、買った本なんですけど、
夫には重たい感じなので本棚の隅に追いやられてましたが
息子が幼稚園の頃に作ってた、食べやすさを重視したお弁当作りから
とにかく、好きなものを入れてくれ!の時代に入って、また読み返してます。
お弁当って家族の成長や年齢、健康状態など、中身は変わっていくもの。
男の子がお弁当を開けて、やったー!と喜ぶような
シンプルなお弁当箱にボリュームあるおかず。
こんな感じでいいんだよねぇ、男の子って・・。
と思うような気楽さがあります。
それにちょこちょこと出てくる彼のお弁当の思い出や思い入れ。
それが男の子の母としては、読んでいてほのぼのするんです。
母、カツ代さんのお弁当を
「母のお弁当は、食べることを大事にしたお弁当だった。」と語ってます。
大きくなった息子にそう言われてみたいもんです。
最後にもう一冊。
日本各地のお弁当を集めたお弁当の本。
これこそ、お弁当の原点なのだなと思います。
普通の人々のお弁当。農作業に持っていくためのものや
お祭りのときに分け合って食べるお重に並べられた郷土料理のお弁当。
その地方ならでの工芸品の古いお弁当箱も面白いのです。
お弁当作りは、本心を言えば面倒ですし、苦手です。
前の晩のおかずをそのままお弁当に詰める日だってありますし
夕飯を作りながら、お弁当用に分けておくこともあります。
無理なく、がんばり過ぎず、おいしくできたらいい。そんなスタンスで。
空っぽになったお弁当箱を洗いつつ
明日は、何にしようか。そう考える時間も悪くないと最近思うようになりました。