梅ふきん
2009年 06月 25日
梅の種を煮出した液に浸し作る、梅ふきん。
その存在を知ったのは
辰巳芳子さんの本でした。
ちょっと調べてみたら、
漆器や家具のつや出しのふきんになるのだとか。
絹で塗り物、麻はガラス製品、タオル等の木綿は
家具用にと使い分けて作るものなんだそう。
絹地の不要なものなんて、我が家にはないので
綿か麻との混紡ですが。
古くなったふきんやさらし、手ぬぐいで。
梅は、ジャムを作った際のあく抜きしたゆで汁を取っておいて
ジャムにした後の種をそれで煮出して濾してからふきんを煮ます。
陰干しして、梅ふきんの出来上がり。
先日、骨董市で見つけた蓋のある大きな平椀を
これで磨いてみました。
絹じゃないからかなぁ・・・
効果のほどは今ひとつわからず(汗)
でも、おばあちゃんの知恵だもの
きっと、良いに違いない。(笑)
この煮出した液、ふきんを作った後は掃除に使っています。
コンロ周りがすごくきれいになるのです。
考えたら、梅は強い酸性ですもんね。
ジャムをあく抜きするために梅を煮る
ステンレスの鍋がきれいになっちゃうのですから。
ちょっと薄汚れた感じがしてたルクルーゼも
梅の下茹でをしたらきれいになりました。
すごいなぁ、昔の人の知恵って。