食べ盛りの本
2011年 07月 06日
こんな本を購入してみた。
名前の通り、野球をする上での栄養学の本。
手前は小中学生向け、奥は高校生向け。
保護者や指導者へ向けた内容だけでなく
子供たちが読んでも理解できるような
野球と食べ物との関わり方も書いてある。
試合前に食べたほうが効率のよい食べ物とか。
栄養だけを考えるのが食事作りではない。
ウキウキするような好物が並ぶ日があってもいい。
お母さんだって疲れて作りたくないから外で食べるとか
お惣菜を買ってしまう日だってある。
だけど、日々の食卓はなんだかんだと言っても
栄養のバランスをどこかに頭に入れながら
野菜を多くしようとか昨日は肉だから魚にしようとか
考えながら作ることが多いのではないだろうか。
高校生ともなると一食500gのご飯が理想だそうだ。
練習で消費する分+野球に適した体を作る分+勉強で頭を使う分
+成長していく体を作っていく分。
ごはん茶碗にして5杯分。
それ以外バランスのよいおかずや補食となるおやつ。
どうりでスポーツに励む高校生の男の子を持つ友人たちが
毎月の食費に頭を痛めるわけだ。
野球少年と食事で思い出すのは
高校のときのクラスメイトの野球部のHくん。
2時間目が終わると大きなお弁当を取り出して
早弁タイムが始まる。
その後、お昼休みにはまた昼食をとってた。
だけど彼はがりがりに痩せていた。
日々、すごい運動量だったのだろう。
夏休み前まで、教室での彼はお弁当を食べてるか
寝てるかしか見たことがなかった。
息子がいつまで野球を続けるのか分からないけれど
本当の食べ盛りはこれから。
夫は野球の技術やコツを教えてあげることが出来るけれど
私が出来ることといったら、食事作りぐらい。
口に入るものが体を作っていく。
本の通りに実践することは無理でも
頭の隅に置いて日々のごはんを作ろうと思う。
そろそろ各地で高校野球の予選が始まる頃。
うちの近くにある球場でも最後の夏に賭けた
球児たちが力を出し切る時がやってくる。
その影で、日々のごはんを作り続けてきた母親たちがいる。
試合に持たせる最後のお弁当になるかもしれない
母たちの気持ちを思うとちょっと泣けてくる。
うちのごはん作りもお弁当作りもまだまだ続く・・。
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