豚の角煮
2011年 09月 06日
いつもなら、寒い時期しか作らない豚の角煮
さらには、2年ぐらい作った記憶が無い。
唐突に作りたくなったのは、同期の友人と会った時
よく食べてたよね~という話になったからだ。
角煮は、煮始めの頃に比べると
仕上がった時にはぐんと小さくなる。
煮ているうちに余分な脂が抜けるから。
こっくりとした色に煮上がっていく様は
いつ作ってもわくわくする。
飲んだ時によく食べてたのは20代半ば。
角煮をちびりちびりと食べつつウーロンハイをぐいぐい飲む。
そんな若い飲み方だった頃。
あの頃、酒代に使ったお金、どれだけ浪費したんだろうね?
友人と苦笑いした。
でも、あの頃食べたものは、今の私の味覚の原風景でもあり
過ごした時間は、お金に換えられない貴重なものだったと思う。
一人暮らしの小さなキッチンで豚の角煮を作ったことなんかも思い出す。
20年近く経過した今は、角煮をひとつ食べるのがやっと。
角煮は少しでいいから付け合せた煮卵や煮汁を絡めた
葱がおいしいと思う。
久しぶりに角煮を肴にウーロンハイを飲んでみる。
初めて自分で作った角煮の味よりもずっと美味しく出来てると思う。
美味しいと思うけれど、今となってはたくさん食べられないのが
残念ではあるけれど。
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