雪 : Happy Days

朝起きて雪が降ってるのを見て
息子を急かすように起こした。

「雪だるまを作りたい」
それが息子にとっての近頃の夢だったから。

まさに飛び起きて「わぁーーー雪だぁぁぁ」と歓声を上げた。
物心ついてから初めての雪を見た息子。

「雪だりまん（なぜかこう発音する息子）は作れるかなぁ・・・」
何度も窓から外を見ては白くはならない地面と空を眺めていた。

積もるといいねぇ・・と親は言うものの
休みも返上で仕事に行かなくちゃならないダンナは
うんざりした顔で窓の外を見ていた(笑)

結局、雪は積もらず雪だりまんも作れなかったけれど
手のひらで溶けてく雪には感動していた。
子供ならよくやるように空に向かって口をあけて雪も食べてた。

大人になって雪にはしゃぐことも忘れた寒がりなだけのワタシも
その息子の姿を見た時だけは子供の頃の気持ちをちょっとだけ思い出した。

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