64年の歳月
2008年 12月 27日
骨董市で見つけたアルミ製のお弁当箱らしきもの。
US1945と刻印されたこの容器は、メスキットパンというもので
軍の携帯用食器でした。蓋を開けると片手鍋になり、蓋はお皿になります。
今はもうこのタイプは実際には使われてないらしいですが。
蓋に刻印された1945の数字。
1945年に作られたものなのでしょうか。
それとも配給した年なのか。
その年は、日本が終戦を迎えた年。
その時代のことを思うと年号の重みを感じてしまいます。
がっしりとして合理的さを追求している形と
元々はアメリカのものだと思うと和風なお弁当は合わない気がして
ハンバーグとフライドエッグ、にんじんピラフを詰めました。
この日は金属に縁があったのでしょうか
料理屋さんで使われていた真鍮の野菜の抜き型5つ。
蝶、紅葉、銀杏、さくら、梅。
お弁当に使ったら、季節感が増して、華やぎそうです。
それと小さな瓶4つ。
ミニチュアみたいな大きさです。
横にしたら、窪みが箸置きにするのにちょうど良さそうで
ちょっと気が早いのですが、初夏に使いたいなと思ったのです。
その前に、春になったら小さな野の花を並べて飾ってみようかな。